2019年01月29日

言の葉セミナーに参加しました!

私の"イチ推し"声優の中原茂さんは、声優志望の方たちを対象に「言の葉セミナー」を開いていらっしゃいます。
「まあ、これは声優になりたい人用のイベントだから」
と思っていたのですが、1月のセミナーはファンにまで門戸を開いてくださるとのこと!
「茂命会」紅秋さんも参加されるというので、よっしゃー! と申し込んでしまいました。

当日、紅秋さんと待ち合わせて会場へ。
案の定、参加者中の最高齢でしたが、いやいや、講師よりは下(←どうでもいい)。
冒頭の自己紹介コーナーで、プロの声優志望の方以外に、「話し方」に悩んでいる方も結構いらっしゃることがわかりました。

セミナーの冒頭は中原さんが声優になったきっかけやデビューのころのお話。
デビュー作で何十回もNGを出したというのは聞いたことがありましたが、
「新人に求められるものは昔も今も変わらない。
『できる人』ではなく、新人らしいフレッシュさ、思い切りのよさ。
口パクになんか合わなくてもいいから、思い切りやれ! と僕もアドバイスするんだけど、これがなかなかできないんだよね。
どうしても人からの見た目を気にして、縮こまってしまう」

というお話は意外でした。
今は養成所でかなりトレーニングをしてくる人が多いと思うのですが、「変に頭でっかちになっては駄目」なんですね。
「人はどうあれ、自分はこうだ、というものを持っている必要がある」のだそうです。

また、ご自身がとにかくオーディションに弱い、というお話もされていました。
中原さんが新人のころは三ツ矢雄二さん古谷徹さん井上和彦さん塩沢兼人さんがガンガン受かっていて、その後は松本保典さん関俊彦さんがすごかったのだとか。
山寺宏一さん関智一さんは、スタジオのスタッフの評価がとても高く、そこから仕事が広がったタイプの声優さんだそうです。

ただ、オーディションには弱かったけれど、オーディションを受けていないのに突然オファーが来ることが結構あったそうです。
それは過去の出演作品の何かがキャスティングする人の心に引っかかったからだろうと。
どこで誰が見ているかわからないから、すべての仕事に真剣に向き合うように、とアドバイスされていました。

『ドラゴンボール』のような長期にわたる作品にかかわることはどう思いますか? という質問には、「オンエア作品だけでなく、ゲームなどマルチ展開する時代になったので、いろいろなところで声を担当できてうれしい」と答えた後、「でも、次も自分がやらせてもらえるかどうか、いつもドキドキしています」とのこと。
そりゃあそうですよね〜。
ファンもドキドキしています!!


次のテーマ、「マインド・モチベーション」編では、先日NHKで放映された神谷浩史さん『プロフェッショナル 仕事の流儀』の内容にも触れつつ、「仕事が来ないときに気持ちを落とさない方法を考えなければならない」とおっしゃっていました。
そもそも、『遙か』にしても『BASARA』にしても、錚々たるメンバーと一緒なので、一人だけ落ちるわけにはいかないんです、とも。

声優さんのお仕事は、現場に行ったら「やるだけ」
その前の準備をどれだけしっかりやるかがとても重要なのだと強調されていました。
フルボイスのゲーム収録などはとんでもない量の台本が届くけれど、全体をつかんで初めて自分の演技ができるので、きちんと目を通して、相手の演技を予測しながら演じるのだそうです。
掛け合いで収録することが多いCDドラマやアフレコと違って、ゲームの収録は必ず一人。
でも、それはそれでやりがいを感じる、とおっしゃっていました。


その後、「技術編」「Q&A」などのコーナーが続き、中原さんはたくさんの質問に1つひとつ丁寧に回答していらっしゃいました。
その中で、声優志望の参加者の方たちに繰り返し説いていたのは、「発声練習の大切さ」
毎日声を出さなければ駄目だし、その際、負荷をかけない練習はどれだけやっても無駄。
誰でも「物語」を声に出して読みたいだろうけれど、その時間があったら基礎的な発声練習をするべきだと。

声優さんは「声」「音」「商品」だから、ニーズに応えられるよう常に磨いておく必要があるんですね。
プロの厳しさを感じさせる言葉でした。

もちろん、ファンの側からの質問にも答えてくださって、その中で一番ウケたのは、「今、デビュー作の『アクロバンチ』のジュンの声をやってくれと言われたらどうしますか?」という質問への答え。
「え〜っ?! ヤバいね〜!!」がく〜(落胆した顔)あせあせ(飛び散る汗)
何せまだ声のコントロールも何もできていない頃だったので、再現の仕様がないそうです。
「幸いそのオファーはされたことがないけれど、もしやるとしたら……前と違うジュンになるでしょう
と、真剣に焦りながら答えていらっしゃいました。


セミナー終了後は、サインや写真撮影にも快く応じてくださって、中原さんの気さくで温かい人柄に触れられたのがとてもとてもうれしかったです!
ネオロマイベントでは「アブナイ」キャラが定着していますが(^^;)、実際にはとてもクレバーで真面目で誠実で「ああ、やっぱり天白虎を演じる方だけあるなあ」と思わされました。

次回以降のセミナーに「ファン枠」があるかどうかわかりませんが、その機会があったらファンの方にはご参加を強く強くおススメします。
もちろん声優志望の方は、迷わずご参加を!!

中原さん、スタッフの皆様、本当に素晴らしいセミナーをありがとうございました!!
紅秋さん、参加する勇気をくれてありがとう!!

以下、コメントお礼です(もあな・あへさん)。

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posted by 管理人 at 13:00| 中原 茂さん