2019年10月24日

音楽劇『ハムレット』で根本さんシェイクスピア・デビュー!

ず〜っと前から願っていたことの1つがついに実現しました。
根本正勝さんがシェイクスピア劇にご出演!
役者さん7人で音楽劇として演じられるコンパクトな舞台、という変則的な形ではありますが、大好きなシェイクスピアと大好きな根本さんがついに! というのは大興奮の出来事です。
演目はこちら。
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『ハムレット』
根本さんの役は、ハムレットの父王を暗殺して王位に就いた弟、クローディアス
おお、これはどうとでも演じられる役柄です。
楽しみ〜!!

『遙か2』の感謝祭以来の北千住・天空劇場にやってきました。
主演のハムレットは韓国人俳優さんなのですが、音楽劇ということで歌メインだから大丈夫なのかな? と思いつつ着席。
墓掘り役(この劇においてのコメディ担当)のルー大柴さんが客席から登場して、ルー語を振りまきながら劇の導入を語ります。
彼は、オフィーリアの父、ポローニアスとの兼ね役。
ポローニアスも愚かで哀しい人なので、確かに兼ねやすいなあ〜と納得しました。

冒頭は新国王クローディアスと兄王の妃だったガートルードの結婚式です。
根本さん、お髭を伸ばしてちょっとワイルドな外見になっています。
深くよく響く声が抜群の滑舌で詩的な台詞を「生きた言葉」として語り、想像以上に合っている!!
これは、絶対素晴らしいシェイクスピア役者になれる!!ぴかぴか(新しい)

長年さまざまなシェイクスピアの舞台を見てきていますが、台詞の量と長さに圧倒されて、上滑りになってしまう役者さんが大半なのです。
あの台詞を「生きた言葉」として語れる役者さんはほんの数人しか見たことがありません。
根本さん、行けます! 
あなたにはその中の1人になれる才能がある!!

一方、主役のハムレット
外国人であることを考えるとものすごく頑張っているのですが、日本人の中に一人だけ入って、そこそこ量のある台詞を言うのは相当つらい。
ましてや日本人でも苦労するシェイクスピアなんですから。
歌は抜群にうまくて、それゆえの起用だと思うのですが、歌であっても歌詞に合わせた緩急は必要です。
全部をフォルテで歌ってしまうので、台詞をメロディーに乗せるという点ではなかなか苦しいものがありました。
なぜこの配役?
集客のため?
同じ演目を別の役者さんが演じるのも見てみたいな、と思ってしまいましたたらーっ(汗)

オフィーリアを演じた栗原沙也加さんは透き通るような美声、ガートルード役の北翔海莉さんは包容力のある深い演技と響きのある歌声で、それぞれとても素敵でした。
ルーさんポローニアスは台詞が相当アヤシくて、「おいおいちゃんと覚えてこいよ〜!パンチと、何度も心で突っ込みましたが(^^;)。

演出が歌舞伎の振付をされている藤間勘十郎さんなので、随所に歌舞伎風の演出が見られて、とても楽しかったです。
そもそもバタバタ人が死んでいくこのお話、歌舞伎っぽくもあるんですよね。
天空劇場の特徴である、三方に設けられたバルコニーをフルに使い、客席降りも多くて、役者さんたちは大変だと思いますが、見ている側はすごく楽しめました。
また、原作にはない解釈(レアティーズオフィーリアに対する行き過ぎた愛とか)も、歌舞伎っぽくていいなあ、と。
根本さんクローディアスについても、外見が若いので、年上の兄嫁に横恋慕した挙句、ついに兄を手にかけてしまったんだな〜という解釈が成り立ちます。
だから王妃を見る目は限りなくやさしく、一方で自分の犯した罪に常に怯えている。
弱くて焦っていて必死なクローディアス、とてもよかったです。

それだけに、う〜ん、一部キャストチェンジして再演してくれないかなあ〜(しつこい)。
約2時間という見やすい上演時間もポイント高かったです。
(ちなみに私が初めて見た『ハムレット』も、役者さんが十人足らずの小さなイギリスの劇団、コンパス座が上演したものでした。こちらは対照的に4時間越えだったけれど、やっぱり面白かった!!)

根本さん、シェイクスピア劇、どんどん挑戦していきましょう!!

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posted by 管理人 at 00:00| 根本正勝さん