2018年07月26日

今クールはこの2作かな?

両方とも原作を読んでいるので、制作者側の丁寧な作り方がより伝わってくる2つのドラマ。
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『義母と娘のブルース』

1年ぐらい前に、原作が電子書籍のレビューでダントツ一位だったんですよ。
それで気軽に読んでみたら、はまった
ただ、4コマ漫画なので、ドラマとして見ごたえのある内容に仕上げたのは脚本の森下佳子さんの手腕だと思います。
さすが『おんな城主 直虎』の脚本家!!

そして、綾瀬はるかさんの演技が素晴らしい!!
ご本人はあんなにほわ〜んとした性格なのに、『JIN-仁-』『八重の桜』では凛としたヒロインを演じていらっしゃいました。
このドラマではさらに一歩進んで、一見ロボットみたいに見える無表情キャラ。
なのに、ちょっとした瞬間に見せる柔らかな表情や戸惑い、ためらいなどがすごく美しくて……。
眼鏡好きとしても大満足の美貌です。

個人的に一番好きなのは、第二話で退職を止める会社の上層部に対し
「私の娘はべらぼうにかわいいのです!」
と主張するシーン。
あの台詞のリズム、素晴らしい!
第三話の
「だって大好きなおとうさんとおかあさんがそうやっていたんだから」
にもしびれました〜!!
亜希子さん最高だよ〜〜!!

子役の横溝菜帆ちゃん、その同級生の大智くんもかわいいし、はまってるし、竹野内豊さん良一さんがまた、たまらん〜〜!!
第三話の「来年…」以降の会話、涙なしでは見られませんでした。
PTA話の最後の写真に添えられていたメールの言葉にも号泣。
本当にいいドラマだわ〜!!

亜希子さんが動くときにほら貝が響くのも笑えるし、浅利陽介さん(過去の大河ドラマで二回小早川秀秋を演じた)に「関ヶ原」と言わせたり、『八重の桜』で会津の人間を演じた綾瀬さん「勝てば官軍」と言わせたり、わかる人にはわかるくすぐりも楽しいです。

次回以降もハンカチ必携の展開になると思うので、心して見たいと思います。


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『この世界の片隅に』

大好きな岡田惠和さんの脚本で、『カルテット』のプロデューサーと演出家が担当…ということで、多分大丈夫だろうと思っていたこちらのドラマ。
『ひよっこ』『あまちゃん』のキャストがたくさん出ていてうれしい限りですが、私の一番の目当ては尾野真千子さんだったりして(^_^;)。

ドラマにするならぜひヒロインはのんちゃんで…という願いは叶いませんでしたが、原作にない部分もいろいろと加えられていて、これが後のストーリーにどんな影響を与えるのか、ちょっと楽しみです。
リンさんも、二階堂ふみさんが演じると凄みがありますね〜。

意識的にか、原作やアニメで描かれているファンタジーな部分(人さらいとか、リンちゃんの座敷わらし感とか)は省かれています。
ん? じゃあ、ラストシーンはどうするんだろ?
お手並み拝見ですかね〜。
まだあまりすずさんが絵を描くシーンがないので、ぜひ次回からはしっかりと織り込んでほしいです。
南の島でのお兄ちゃんの想像図とか、好きだったから。


今日になって、新規場面を加えたアニメ版『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』の公開予定も発表されました。
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こちらはキャストの変更がないようなので、とても楽しみです。
絶対見に行くぞ〜!!揺れるハート

以下、コメントお礼です(ジローさん)。

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posted by 管理人 at 22:28| テレビ番組レビュー

2018年06月03日

『おっさんずラブ』一気に見た!(ネタバレなし)

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お友達がみんな絶賛するので、今クール見損ねていた『おっさんずラブ』を、テレビ朝日の有料サービスで一気に見ました!
これは面白いわ!!

BL苦手なので最初から見る気はなかったのですが、吉田鋼太郎さん田中圭さん眞島秀和さん大塚寧々さんという演技巧者がどんな演技をしているのか、気になってはいたんですよね〜。
上記の俳優さんに加えて、林遣都くん金子大地くん内田理央さん伊藤修子さんもいい演技してました。

そして、演出が秀逸ですね。
春田くんの情けなさや心の声、それでも人を惹きつける人の良さ、黒澤部長の乙女チックな切なさ、牧くんのSっぷりと献身…。
それらをエンターテインメントとしてとてもうまく見せています。

最大の難関であるはずの「同性から想われる」ということが、どうでもよくなってくるような展開が素晴らしい。
結局、性別じゃなくてその相手を愛せるのか否か、なんだな。
今回は恋が実らなかった人たちも、幸せになりますように! と、思わずにいられませんね。

それにしても林遣都くん、第二の山田孝之になるんじゃないかと思うくらい、仕事選ばない役者さんだな、いい意味で。

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posted by 管理人 at 23:55| テレビ番組レビュー

2018年03月18日

「夢ならばどれほどよかったでしょう」

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ドラマ『アンナチュラル』を見ていた人なら絶対に忘れられないこのフレーズ
「夢ならばどれほどよかったでしょう」
私の心にも突き刺さったので、CDをポチッとしちゃいました。
米津玄師さん『Lemon』
このバージョンは、武道館でのライブ映像とPV2本が入ったDVD付きでした。
ライブの曲を聴く限りでは、『Lemon』はかなり幅広い年齢層でも聞けるように作られているのかな?
あと、『灰色と青』でデュエットしている菅田将暉くん、歌がうまくてびっくりでした。
しばらくヘビロテだな。

さて、金曜日に最終回を迎えた『アンナチュラル』
素晴らしいドラマでしたね。
石原さとみちゃんのスケジュールの関係で、昨年中にクランクアップしていたそうですが、仮想通貨や過労死、さらには公文書改ざんまで、まさに今話題になっていることが次々と登場しました。
神倉所長
「UDIラボは中立公正な機関です。補助金はいただいても、お上におもねり、解剖結果をねじ曲げるようなことはしません」
「職員一人に背負わせて、知らぬ存ぜぬはできません」

には感動。
こ、国会で聞かせてやりたい……。

とてもシビアな話を取り上げつつ、ほっと心が温まるようなシーンを差し挟むエンターテインメントとしての配慮が行き届いていて、視聴者は追い詰められすぎずに作品のテーマを深く心に刻むことができました。
後に亡くなった男性が、バイクで転倒したときに見た夜空の花火
被害者の恋人が犯人に振り下ろしたナイフ
中堂が少年に言った「許されるように生きろ」
脚本と演出と演技の素晴らしさがリンクして、どれも忘れがたい名シーンです。

UDIラボのメンバーはみんな大好きだし、毛利・向島の刑事コンビ、葬儀社の木林さん、最後には週刊ジャーナル末次さんまで好きになったので、ぜひ続編も作ってほしいですね〜。

「夢ならばどれほどよかったでしょう」
そんな出来事は誰の身にも突然起きて、しかもそれは決して夢ではなくて。
けれどそれと向かい合うことが、「生きる」ということなのでしょう。

以下、コメントお礼です(☆船長さん)。

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posted by 管理人 at 22:32| テレビ番組レビュー

2018年01月23日

冬ドラマはこの2作に決めた!

冬ドラの放映が2〜3話目に入り、そろそろどれを継続視聴するか決めなきゃいけない季節(勝手にそう思っています)。
今期は
『アンナチュラル』

『99.9-刑事専門弁護士-』
に決めました!(断言)

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こちらは『逃げ恥』野木さんが脚本ということで、放映前から期待していたのです。
『シン・ゴジラ』コンビのさとみちゃん市川さんが出るし、窪田くん新さんという大好物な俳優さんもいるし(こっちは『平清盛』コンビ?)!
重く暗くなりがちな「解剖医」の世界を、深刻なテーマを挟みつつも明るく見やすく描く手腕はさすが〜。
しかも2話目で、主人公の根幹にかかわる話をかなり詳しく取り上げたのにびっくりしました。
最終回まで引っ張ったりしないのね〜。
そういえば、先日大掃除していて見つけた映画『図書館戦争』のパンフレットを読み直したら、こちらの脚本も野木さんでした。
この方の脚本、好きみたいです、私。


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もう一作、『99.9-刑事専門弁護士-』のほうも、芸風が似ているんですよね。
取り上げる事件はそれなりに深刻で、社会問題も絡んでいるのに、見せ方がカラッと明るい。
視聴者を追い詰めない。
しかもこちらも、主人公の根幹にかかわる事件を第2話で解決しちゃったので驚きました。
第2シリーズとはいえ、それ引っ張らないんだ?!あせあせ(飛び散る汗)
最近の海外ドラマに通じるような、テンポのいい展開がとても心地いいです。
出ている役者さんの演技力はもちろん、カット割りや画面処理の演出がすごくうまい。
見ることが苦にならない良作だと思います。

今回はほかのドラマも結構見てみたのですが、余暇に見るにはテーマが重すぎたり、展開がしんどすぎたり、逆に先が見えちゃったりするものはことごとくパスすることに…(^^;)。
私、疲れているのかな…。

あ、『越路吹雪物語』は楽しく見てます〜!
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ヅカの舞台の再現がしょぼいのは、予算上仕方ないんだろうな〜もうやだ〜(悲しい顔)

追記:
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4回で終わっちゃうけど、『女子的生活』も傑作です!
志尊くんすごい!!

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2018年01月01日

『風雲児たち』見ました!

新年明けましておめでとうございます!
毎年、年末年始のお休みは年賀状用イラストの制作にあてているのですが、今年は自宅療養期間などがありふらふら、早めに出来上がったので実家でのんびり過ごしております。

元旦早々に見たのはこちら!
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三谷幸喜さん脚本の『風雲児たち』です。
いや〜、『真田丸』クラスタにはたまらない同窓会企画でしたね〜。
草刈正雄さん田沼意次、もっと見ていたかった〜〜!
大谷吉継豊臣秀次直江兼続がみんなで『解体新書』を翻訳って、どんだけ豪華なの〜?!ぴかぴか(新しい)
(まさかと思うけど、「つぐ」で終わる人だけでメインキャストそろえたんじゃないですよねたらーっ(汗)

オランダ語に似ているドイツ語を多少知っていると、出てくる単語の意味が先にわかっちゃうのがちょっと残念だったりしますが、「こうやって一言一言翻訳していったのか〜」と、あらためて感心するとともに感動しました。
辞書があっても翻訳にてこずる自分、しっかりせんか!

大御所に監修してもらうつもりが、ほめられて終わりで落ちこむ良沢とか、マニアックなこだわりよりスピードを重視したい編集者気質の玄白とか、あいかわらず現代に通じる人物造形が楽しかったです。
書籍に名前が記されていない理由の表裏も面白かった!
お殿様がわかってくれているのもよかったですね〜。

お正月特番らしい、にぎやかさに満ちた豪華な作品でしたが、あまりに短かったので、ぜひもっと広げてドラマの続編を作ってほしいと思いました。
山本耕史さん平賀源内と、草刈さん田沼でもう一本できるよね、きっと!揺れるハート
三谷さん、よろしくお願いします!

そういえば、『解体新書』の版元の須原屋さん浦和に住んでいたころよく通っていた本屋さんと同じ名前だなあと思ってググってみたら、本当にこの須原屋さんの流れだったので驚きました。
眼鏡の存在感がすごすぎてしばらく誰が演じているのかわかりませんでしたが、元・上杉景勝遠憲さん、お疲れ様でした〜!

『相棒』のSPも見終わったし、あとは何を見ようかな?
年賀状ノルマがないとこんなに時間があるのね〜と感動しています。
来年も早めに準備……おっと、お館さまに笑われるのでやめておきます。

それでは今年も、よろしくお願いいたします!!

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posted by 管理人 at 23:50| テレビ番組レビュー

2017年11月17日

『プリプリ』最高!!

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気づくと結構長いことブログを更新していませんでした。
このところ、『遙か鬼祭』『遙か八葉祭』の準備に忙しくて……(^^;)。
別に出演するわけじゃないのに、イベント前にはいろいろな作業が発生するのがファンというものでございます、はい。
その辺はまた今度。

そんな中、毎週楽しみにしているのが秋ドラマの『監獄のお姫さま』です。
やっぱりクドカンいいわ〜!!るんるん
今回も一癖も二癖もある出演者たちが、ほかのドラマでは見られないような怪演を披露してくれています。

わかりやすいところでは、満島ひかりさん若井先生
緩急が並みじゃない!(笑)
ジェラートから癒しへの切り替えがすごすぎる!
菅野美穂さんも、『ひよっこ』で人の涙を搾り取っておいて、「税金高い高いごっこしよっ!」って、もう、たまりませんわ〜。
夏帆ちゃんもいいですね。
映画『海街diary』で三女の役がうまいなあ〜と思っていたのですが、全然違うタイプを見事に演じています。
この役に説得力がないと、物語自体が転がらないからなあ。

キョンキョンは主役なので『あまちゃん』のときほど色を強く出せませんが、夫との会話のリアルさが結構胸に来ました。
超然としていない、普通のおばさん役のほうが演技の難易度は高いので、底力を見せてもらっています。
それ以外のメンツも大好きですが、最大の貢献者は伊勢谷友介さんですね。
はまりすぎ!!
この人の悪っぷりがあってこその物語です。
本当にひどい奴です。
でも、だまされちゃう周りの人の気持ちもわかります。
キャスティングした人、よくぞ選んでくれました!
最高です!!

女子刑務所という特殊な空間と、娑婆を行ったり来たりしながら、どっちが監獄なんだろう……なんて思わされるのもこの舞台ゆえですね。
あ、刑務所長さん検事さんも地味に好きです。
「ざんげ体操第二」覚えたい〜!
途中で打ち切りなんかにせずに、最後まできっちり見せていただきたいと思います。
わかる人にはわかるけど(笑)、個人的にすごく思い入れがあるドラマなので、がんばってほしい〜!揺れるハート

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posted by 管理人 at 14:00| テレビ番組レビュー

2017年08月25日

不憫と書いてまさつぐと読む……

日曜に衝撃的な死を見て以来、いまだにショックから抜けきれておりません……。
『おんな城主直虎』小野但馬守政次の最期、すごかったですね。
心を落ち着けるためにこれ(↓)をポチってしまいましたが、品切れ入荷待ちだそうです。
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私と同じような状態の人、多いのですね、きっと。

政次役の高橋一生さんは、『吾輩は主婦である』クドカンそっくりの作家役をやっていたころから意識しましたが、基本的に飄々として役割をこなす味のある脇役……という認識でした。
が、『カルテット』あたりから不憫属性がグングンと成長し、この『直虎』で頂点を極めたような気がします。

もうね〜、不憫男子に弱い私は、ただひたすら政次のためにこのドラマを見続けましたよ。
身分が高く、顔もかわいくてちょっと病弱で女子ウケのいいに対して、ついつい憎まれ口をきいてしまう損な性格の
それが長じて、今川の手先となって大好きな直虎を害そうとする父に傷つけられ、死後にその父とまったく同じ道を歩まざるを得ない自分に傷つき……。

もうわかりすぎるくらいわかりやすく直虎への思慕を表しているのに、番組のレビューとかで「卑怯者」「裏切り者」とか書いている人(主に男性)が多くてびっくりしました。
そうか、伝わらない人には伝わらないのね〜。
仕方なく南渓和尚なつさんが解説を始めて、ついには直虎も気づく……という流れになりましたが、個人的にはもっともっとギリギリまで伝わらないほうが好みだったかな〜(さらに不憫にしろというのか)。

そうして迎えたクライマックスは、命をかけて真意と真逆の言葉を交し合う、究極のラブシーンでした。
その前の龍雲丸
「あの人の言う井伊っていうのは、あんたのことなんだよ!」
にも萌えまくったし……。
ああ、いい脚本書くなあ、森下さん……。
本当にありがとうございました。

まだまだこの先、秀吉三成や、もしかすると上杉とかも出てくるのでしょうから、楽しみに見たいと思います。
政次ロスは避けようもないですが……。


あと、見続けているのは『ひよっこ』『やすらぎの郷』なのですが、前者はお父さんとの再会の辺りがすごかったですね。
菅野美穂さん木村佳乃さんの演技対決が素晴らしかった。
古谷一行さんもいい味だしています。
このところちょっと中だるみ気味(ドラマの登場人物にそれを言わせちゃうのはすごいw)ですが、ラストスパートを見守りたいです。

逆に、「もう見るのやめようかな〜」という気持ちになったのが『やすらぎの郷』
ハッピーちゃんのエピソードがひどすぎました。
これが昭和の感覚なのか、大御所脚本家の感覚なのかわかりませんが、おじいちゃんたちの活躍を書きたいならもっと違う方法があったでしょう。
周りの反応も、本人の立ち直り方もあり得ない。
富士真奈美さんの熱演の辺りは好きだったのですが、とにかくあのエピソードはないわ〜〜。
生理的にすごい嫌悪感を抱いてしまったので、こちらはフェードアウトすることになりそうです。
みゆきの歌まで嫌いになりそうで哀しいわ〜……。

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posted by 管理人 at 00:06| テレビ番組レビュー

2017年04月19日

『おんな城主直虎』の乙女ゲーム展開がたまらない

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いや〜、『真田丸』のマニアックかつ男くさい展開も好きでしたが、このところ『おんな城主直虎』への萌えが止まりません。
なになになに、あの高橋一生!!揺れるハート揺れるハート揺れるハート
彼のために一年間見ようと思うくらいの不憫さが!!
ヒロインへのあふれる愛と、それを誰にも見せられないつらさが!
この先何かの形で少しは報われてほしいと心から願ってしまうくらいに気の毒です!
不憫萌えな私には本当にたまらんです!!

いい役もらったね〜、一生くん!!
今際の際にやっと告白とか、桜の花の散る下で一人告白とか、そういうトラウマになるようなシーンになったらどうしよう〜?!がく〜(落胆した顔)
期待しているのか恐れているのか、今の時点では自分でもよくわかりません〜!あせあせ(飛び散る汗)

もともと、として対照的に描かれた三浦春馬くん直親一生くん政次
片や井伊家の跡取り、こなた今川の手先と疎まれる目付として、お互いがヒロインを愛していることを知りつつ、それぞれの道を進んでいました。

それが、早すぎる直親の退場の後、思いもよらなかった次郎直虎)の井伊家への復帰。
すべての憎まれ役を買って出る覚悟で、今川から井伊を守る盾となる政次が悲壮すぎて!もうやだ〜(悲しい顔)
直虎からの非難や蔑みの視線を冷酷にはね返したあと、1人静かに傷ついている表情がたまらないのです。
前回など、直虎の悲鳴を聞いて思わず部屋に飛び込もうとしたり、(命を助けたい)という本音を呑み込みながら後見役を譲るよう懸命に説得して、拒まれた瞬間に浮かべた絶望の表情とか、もうね〜、もうね〜、ごちそうさまです!!かわいい

政次陰のツンデレなら、陽のツンデレ中野直之
初登場からキャンキャン吠えておりましたが、農民たちに「おなごは守らねば」と言われて「はっ!」と気づく表情がよかった!
政次の見せ場をそっくり横取り(笑)して、めっちゃ株を上げました。
しかし、直虎と衣装を交換して帰ったんだよね?
そのカット、ちょっとだけでも見たかったなあ〜!!
自分の武士としての力のなさから、今まで直之の陰に隠れていた六左もいい味出していました。

そして、私の愛する傑山〜!
お兄さん的な立場の、強くて無口で笑顔がステキな美坊主ぴかぴか(新しい)さまです。
直虎傑山昊天に守られて出立するところなんか、限りなくうらやましかったですよ!
政次がこんなに不憫じゃなければ、イチオシは傑山なんだけどなあ。

ということで、この乙女ゲーム的大河を『遙か4』の文脈で整理しますと

直虎:千尋ちゃん
統治者として農民の信頼を得ていくところなんてすごいデジャヴ
政次:柊
特にレヴァンタの下にいたときがこんな感じでしたね〜
直之:忍人さん
立場的にはズバリでしょ。口が悪いし、直虎をなかなか認めないし、やたら強いし、小柄だし…
六左:道臣さん
武士としての力量に引け目があって、人の陰に隠れていた穏やかな人というのが一致!
傑山:風早
千尋ちゃんを無理に止めないけど、子供のころから常に見守っている、頼りになるところがそっくり!
南渓和尚:岩長姫
荒療治を交えながらもヒロインを統治者へと導くんですよね
今川氏真:レヴァンタ
まんまや
寿桂尼:ナーサティア
厳しく、強く、ヒロインの命を脅かしつつも、認めるところは認める器量

という感じでしょうか。
同門そろってるじゃん!!!

次回出てくる柳楽優弥くんは盗賊団の頭ということでサザキっぽいし、アシュヴィンの位置に来るのは家康? 信長
直政菅田くん布津彦系かシャニ系か、虚を突いて那岐系か?
この後も不憫な政次に萌えつつ、物語を見守りたいと思います。
ああ〜、なんだか楽しい〜!!るんるんるんるんるんるん
今からでも間に合うので、『遙か4』好き、不憫萌えの方はぜひぜひご覧ください〜!!

ちなみに、政次直虎から「これを売って薬を買ってほしい」と託された鼓(直親の父が贈ってくれたもの)は、絶対まだ彼の手元にあると思う(毎晩抱いて寝てる説もある←)ので、いつか伏線として登場するのではないかと期待しています。
乙女ゲーなら絶対あるよね!?

以下、コメントお礼です(もあな・あへさん)。

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posted by 管理人 at 13:00| テレビ番組レビュー

2017年04月11日

『おそ松さん』第二期決定おめでと〜!

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本日は、職場の子に誘われて『おそ松さん 春の全国大センバツ上映祭』「チョロ松部屋」を見てきました。
彼女は一松推しなのですが、お付き合いいただきましたよ、ははは。
久々に見る『おそ松さん』はやっぱりしょーもなくてくだらなくて最高に楽しかったです。
サブタイトルが出るたびに、「これを映画館でやるの?!」という声が何度も客席から上がるという…(笑)。
だってチョロ松だから、例の看板のエピソードもねえ(^_^;)。
二期決定の発表のアニメもすごく笑えました。
期間限定上映なので、興味のある方はぜひ!


ところで先日のエイプリルフールに、『バイプレイヤーズ』の面々で「30年後の『おそ松さん』を実写化する」という企画の発表が行われましたね。
私はぜひ実現させていただきたいのですが、そのころもニートだと相当ヤバいか…(^^;)。

ランチのときに、「では、ほかの役は誰にやってもらうか」というので、K女史Ka女史と検討して以下のキャスティングを決めました!
一番悩んだのはイヤミですが、これ、結構イケてると思いますよ!

お父さん:山崎努さん
お母さん:八千草薫さん

50代のおそ松兄弟の両親ですから、70代以上だよね、ということでこのキャスティングに。
山崎さんは結構コミックの実写化にも出ていらっしゃるので、アリではないかと思います。
八千草さんもコミカルな演技ができる方なので。

ダヨーン:西田敏行さん
デカパンとどっちをやっていただくか悩んだ(^^;)のですが、狂気をはらんだマジ何考えてるかわかんない役だし、大好きな飛田さんがやっていらっしゃるので、大好きな西田さんにお願いしたい!(個人的願望)

デカパン:渡辺哲さん
画像検索していただければ一発で納得していただけるかと。ほぼ、マンマです(笑)。

チビタ:香川照之さん
邪悪さ(←)を抑えて、てやんでえ、べらぼうめ、な感じで演じていただければいいかと。何せバイプレイヤーズの面々と渡り合うのですから、このくらい根性座ってないとねえ。

ハタ坊:小日向文世さん
最初はチビタ役候補だったのですが、あの茫洋としたおっかなさを持つハタ坊のほうが合うよね、とチェンジ。
『真田丸』秀吉のイメージが強いですね。

トト子ちゃん:風吹ジュンさん
かわいくておっかないわがままぶりをキュートにこなしてくれそう! 
憎めないアイドルをうまく演じてくださるのではないでしょうか。

そして、最も悩んだ末に出てきたのがこの方!

イヤミ:草刈正雄さん
いや〜、見てみたいの、ひたすらに。
そして、きっとやってくれると思うの、オファーすれば!
もう草刈さんイヤミさえ実現すれば、ほかのキャスト全部変わっても構わない(←)くらい見たいです。

以上、妄想キャスティングでした。
私のランチタイムはほぼ100パーセントこの手の話で終始いたします(^^;)。
楽しいからいいのだ。

以下、コメントお礼です(21時47分の者さん)。

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posted by 管理人 at 01:00| テレビ番組レビュー

2017年02月24日

今期のドラマに関する徒然

プレミアムフライデーは定時退社推進運動だと思っていたら、なんと15時に帰るんだと?!がく〜(落胆した顔)
だったらその日有休にしたほうが、通勤時間分1日を損しないよな〜。
15時退社って、普段17時に帰ってる人が「2時間くらい早く帰ってもいいじゃん」という発想なのかもしれないけど、定時ですら18時(実働8時間ってやつですね)、そもそも20時前に会社出ることなんてほとんどない…みたいな中小企業の人間にとっては、1日5時間しか働けないバカみたいな日なんだよなあ〜。
省エネルック(古っ!)並みに流行らない気がします。
そもそもお役所がそんな時間には帰れないでしょ。
持ち帰りとかするのかなあ……。

などとブツブツ言いつつも、ようやくドラマが正常に見られる勤務状態になってきました。
現在視聴しているのは、
『べっぴんさん』
『おんな城主直虎』
『ダウントンアビー』
『カルテット』
『バイプレイヤーズ』

これにアニメも加わる感じで、それはそれは録画がたまりまくってました〜。

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『べっぴんさん』は(さくらに腹を立てながらも)軽く見られるので、残業の嵐の中でも何とか視聴し続けられました(午前1時から1本だけ見るとか)。
個人的なお気に入りは永山絢斗さん
演じている紀夫さんの役は、内気で地味で見せ場が少なそうな性格だけれど、役作りが素晴らしくて画面の端にいても目を引かれてしまいます。
この方は言葉を発しないときの演技がいいんですよね〜。
とても好きな役者さんになりました。

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『おんな城主直虎』は、いきなりな少女漫画設定だと思っていたら、こと三浦くんも、こと高橋一生さんもかな〜り食えないキャラで、強くまっすぐな次郎ちゃんを中心にドロドロ絡み合うライバル心が結構楽しいです。
個人的に好みなのは『下天の華』秀吉を彷彿させる二の腕の太さぴかぴか(新しい)が魅力の市原隼人くん演じる傑山さん揺れるハート
次郎ちゃんがいるお寺のキャラはみんないいですね。
さて、この後登場する今川家康以外の戦国武将たち、いったい誰が演じるんでしょう?

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『ダウントンアビー』は惜しくも第五シーズンが終了しました。
結婚して少し性格が穏やかになったかと思われたメアリーが、久々に嫌なところ全開ですごかった……。
そして、あの性格でもモテモテというこの物語の世界観、どうにかしてくれ。あせあせ(飛び散る汗)
逆にイーディスには、もうちょっと幸せになってほしいです。
ローズは、登場時はイケイケすぎて苦手だったのですが、やさしくて偏見がなく、賢く、かつてのシビルに近いポジションになりましたね。
イザベルヴァイオレット、それぞれのまさかの恋バナには驚きましたが、それぞれの事態への立ち向かい方が格好よかったです。
(基本的にこのドラマでは、男性のほうが未練たらしい(^^;))
カーソンさんヒューズさんにはほっこりしました!
一押しカップルだったのでうれしい!

にしても今シーズン、最も存在感が強かったのはトーマスでした!
もともとの性格の悪さに加え、弱さや哀しさ、ふっと見せるやさしさまで見せられて、結果としてキュンキュンでした〜!
トーマスの幸せはいつ巡ってくるのかなあ。
本人がすでにあきらめているような風情なのに、それでも美青年に会うとわーい(嬉しい顔)しちゃう性が哀しい。
ちなみに、トーマス「嗜好」を知ったときの伯爵の台詞がものすごく好きです(前の前のシーズンくらい?)。
「パブリックスクールじゃそんなの日常茶飯事」
だったっけか?
笑った。

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『カルテット』は今期最大の問題作ですね。
演技巧者4人のぶつかり合いというだけで注目していたのに、ここに来てクドカンがまさかの参入。
そうして展開された第6話の痛い痛い物語は、見終わった後、しばし呆然としてしまいました。
友達同士にだってよくある、映画の見方、好きな作品、家庭への考え方の違い。
でも、まったくの他人が二人きりで同居し続けるという、現代ならではの「夫婦」の状況では、一つひとつが鋭い刃となってお互いを斬りつけるんですね。
血を流しながらも平静を装うことに、ある日突然耐えられなくなって夫婦が崩壊する。
独身の身では想像することしかできませんが、社内の既婚者が「怖くて見られない」「ものすごくえぐられる」と言っているので、やはり真実を突いている話なのでしょう。
急展開を迎えたストーリーが、この先どう続いていくのか、息を呑んで画面を見つめる日が続きそうです。

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心のオアシスなのが『バイプレイヤーズ』
大好きな「味」のある役者さんたちが、虚実皮膜の絶妙な演技を繰り広げてくれます。
おじさんって、ある年齢までいくと本当にかわいく見えてくるから不思議だわ〜。
キャラがかぶってる(?)遠憲さん松重さんの回も、特撮物で対立する田口さん寺島さんの回も、みんなで学生服で踊るフケメンパラダイスの回も、豪華なゲストが出てくる次世代バイプレイヤーズの回も、とにかく面白かったです(もちろんほかの回も)。
その中で滝藤さん、輝いていたなあ〜〜!
あの方もいい役者さんですね。
お芝居好きにはたまらないドラマですから、ぜひぜひシリーズ2には小日向さんも出してください〜!

と、人が忙しいときに限ってドラマが充実するんだよなあ〜。
『嘘の戦争』『金と銀』も見たかったのに、脱落してしまった…。
次のクールはもうちょっとゆっくりドラマが見られる勤務状況になるよう、神様にお祈りすることにします。

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posted by 管理人 at 21:00| テレビ番組レビュー

2017年01月11日

「声優総選挙」の難しさ

声優さんが選ぶ「スゴいと思う声優さん」というコンセプトで、月曜日にテレビ番組が放映されました。
結果として、1位の山寺さん、2位の野沢さん、3位の藤原さん、4位の沢城さん、5位の関智一さんなどが選出された訳ですが、「映画人が選ぶその年のベスト映画」というコンセプトのアカデミー賞と違って、作品ではなく、「声優さん自身」を選出するというのはとても難しいですよね。
アカデミー賞の選考委員に同様に「期間や作品関係なしで、スゴイと思う男優、女優を挙げて」と言ったら、きっと頭を抱えるでしょう。
で、その場合も今回のようにベテラン中心の顔ぶれになったんじゃないかなあ。
やはり業界への貢献度とか、個人的なつながりとかのウエートが大きくなりますから…。

その年に活躍した声優さんに関しては「声優アワード」という賞があるので、旬の売れっ子さんはそちらでカバーすればいいとは思うのですが、何かもうちょっとうまい集計方法はないものか?
ベテラン中心というなら井上和彦さんとか、石田彰さんとか、関俊彦さんとかが入っていないのも「???」だし、そもそもネオロマの声優さん、もっと入ってもいいと思うのですよ!
スゴい方、たくさんいらっしゃいますから!ぴかぴか(新しい)

さくやさんが、「『ベテラン声優が選ぶ、今のうちに潰しておきたい若手声優総選挙』が見たいっていうツイートがあったよ」とおっしゃっていたので、せっかく声優さんに聞くのならそういう観点も面白いですよね。
若手には「あのポジションを奪いたいベテラン声優総選挙」とかで投票させるとか(笑)。
こういう生々しい選挙番組の司会は、ぜひ賢雄さんにお願いしたいです!
子安さんにツッコミ入れさせながら(笑)。

まあそれはともかく、「共演していて鳥肌が立った演技」とか、「この演じ分けにはかなわない声優さん」とか、「実はものすごく高度なことをやっているシーン」とか、さらには「自分が声優になろうと思ったきっかけの作品・キャラ」とか、もうちょっと突っ込んだ内容の投票もしてほしかったなあ〜、と思います。
せっかく現役の声優さんに聞くんですから!

まあとにかく、このモヤモヤは自分で投票ができる『ニッポンアニメ100』にぶつけてみようと思います。
20170110.jpg
http://www.nhk.or.jp/anime/anime100/
いったいどんな作品が選ばれるんでしょうね?
1日1回投票可能らしいので、好きな作品に順番に入れていこうかな〜。
問題は我が家では、BSプレミアムが見られないことだ……たらーっ(汗)たらーっ(汗)たらーっ(汗)

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2016年12月08日

スーパー(ウー)マンの出ないドラマ

20161208.jpg
「カタルシスがない」とか言いつつも、『べっぴんさん』を見続けておりますが、このごろようやくこのドラマの良さがわかってきました。
『あさが来た』あさちゃんはもちろん、『花子とアン』花子にしても、『マッサン』マッサンにしても、一種の天才、スーパー(ウー)マンで、その「才能のある人」が努力の末に成功を手にするサクセスストーリーを見るのが、視聴者としては痛快でした。

それに比べて『べっぴんさん』の主人公のすみれは引っ込み思案。
見ている側が「そこで一発ガツンと言ってやれ!」と思うような場面でも、言葉が出ず、遠慮したり、周りの人の顔色を気にしたりして、問題解決ができないシーンが多々ありました。
従来の朝ドラヒロイン像には、姉のゆりさん明美さんのほうが近いかな。
伴侶の紀夫さんもかなりコミュ障気味で、こんな夫婦が朝ドラの主役になったのって、知っている範囲では初めての気がします。

でも、まあ、ガツンと言えない人間が大半だからこそ、ガツンと言える人(「私、失敗しないので」な人とか)のドラマを見て溜飲を下げるわけで、その意味ではこれまでの主人公よりもずっと普通の人寄りなんですね。
4人中3人まではかなりのお嬢様だったため、ちょっと浮世離れしたところはありますが、少なくとも今の時点ではみんなそれぞれに家事をやり、子育てをし、仕事をして頑張っています。

最初は彼女たちのダンナ連のように「お嬢様のおままごと」「仕事を甘く見てる」みたいな感覚で眺めていたのですが、最近は「変に世慣れた商売人になるより、子育ての現場に近いところにいるからこそのこだわりを、素人臭くても貫く」姿勢に共感を覚えるようになりました。

考えてみるとつい最近まで、いや、もしかすると今でも、女性が生活者の目線で何か商売を始める時って、「甘い」「素人臭い」「家事や育児の傍らに何ができるんだ」みたいなことを言われてきたのだと思います。
実際、うちの職場にいるお母さんたちも、日々、予想のつかない子供たちの行動や病気、ダンナさんとの見解の相違、お姑さんや実家との付き合いなどに悩みながら、仕事をこなしています。

スーパーウーマンじゃないからこそ躓く小さな、でも本人たちにとっては深刻な障害を一つひとつ描き、夢のような解決策は登場しないけれど、女性たちがお互いに支え合い、励まし合う姿を見せてくれるドラマが、『べっぴんさん』
派手でも、エンタメ性にあふれているわけでもないので、『あさが来た』のようなヒットは望めないかもしれませんが、今、この時代だからこそ、さまざまな悩みを抱えて働くお母さんたちにそっと寄り添う物語があるのはいいことじゃないかな〜と思います。

これまでファミリア製品には縁がなかったけれど、誰かのお祝いの機会とかがあったら贈りたくなりますね。
単純だな、私(^^;)。

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2016年11月21日

『ヨシヒコ』は今期一番のドラマだと思う

20161121.jpg
待望の第三シリーズが始まった『勇者ヨシヒコ』
第二シリーズから今回までの間に、主要キャストがみんな出世したな〜、などと感慨にふける暇もなく、過去シリーズをしのぐ悪ノリで毎回度肝を抜いてくれます。

私にとっての神回は、やはり城田くん出演の「第3話」ですね。
FFの村で、ヨシヒコ一行と面倒くさい名前を持つスタイリッシュなキャラたちの共演、たまらんです。
いちいち腰をくねらせながらリアクションする城田くんの、最大の見せ場はツボや樽を破壊し、引き出しを勝手に開けるドラクエルールとの対決(?)でしたね。
鳥山キャラ天野キャラの違いが、3次元でも保たれているのが何とも…(笑)。
戦闘方法の違いや通貨の違いで笑わされ、『モンハン』『マリオ』や(台詞だけだけど)『パズドラ』まで出てくる悪ノリぶりに死にそうになりました。
名古屋で『エリザベート』の千秋楽を観る直前だったので、福田監督がツイッターで心配していたとおり「トートがヴァリーに見えませんように!」と祈りながら客席に着いたくらいで…(^^;)。

ここが頂点かと思っていたら、テレビ局の擬人化で禁断の領域に踏み込んだ第5話、そしてミュージカル好きにとっての夢の共演を実現させた第7話と、その後もとんでもない充実ぶりです。
山田くん、本当に歌うまいんだから、ぜひもっと舞台に出てほしい! 
…映像のお仕事で忙しいのでしょうが、ルキーニとか合うと思うんだけどな〜。
タッパ的には苦しいかもしれないけど、トートも見てみたいかも。

ミュージカル回の音楽は、最初はチープな作りに思えたのですが、繰り返し聞いているうちに「これってかなりの名曲では?」と思い始めました。
浦井くんの最初の歌、『レ・ミゼ』のメロディをちょっと入れ込んでいるのがうまい!
司教様の歌、何だか心を打たれるぞ!
『ベルばら』はこれもありじゃないかと思うくらいはまってる!
『美女と野獣』、こんな風なら一回見てみたいなあ。←

そして、『ライオンキング』のチープなスカーにもウケました。
ここにあのエピをぶっ込んできますか!
大変よろしい!!ぴかぴか(新しい)
ハイエナは本物に近い出来だった気がするんですが、気のせい?

超大物の大地真央さんに、本来のコミカルな持ち味を出しつつ熱演していただき、オスカルの台詞のパクリを言わせた後に気遣いたっぷりの分厚い敷物の上に倒れさせるなんて、福田監督、ニクいわ!揺れるハート
ほかのパロディと違って、ちゃんとそれぞれの演目へのリスペクトも感じられるのがうれしかったです。
まあそもそも、やってる役者さんたちが本物ばっかりだしな…!
次はぜひ、2.5次元舞台とかも扱ってみてください(←文月さんのアイディア)!

漫画やアニメの実写化はあまり素直に喜べないけれど、『銀魂』を映画化するとしたら確かにこの監督以外はいないだろうなあ〜とも思いました。
どんな出来になっても、福田監督なら許すよ、うん。
新八くんは、個人的には菅田くんというより神木くんのイメージだったけどね…(しつこい)。

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2016年11月16日

スタンダードな朝ドラなのかな?『べっぴんさん』

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10月にスタートしたNHKの朝ドラ『べっぴんさん』
『表参道高校合唱部!』ではつらつとした魅力を発揮した芳根京子ちゃんが主演ということですごく期待していました。
で、蓋を開けてみたらなんと主人公は内気で、言いたいことがなかなか言えない女の子。
お……おおたらーっ(汗)
まあ、そのほうが演技のハードル高いし、こういう設定も斬新だよね。
朝ドラのヒロインって、たいてい迷惑なくらい元気だから。
きっと内気な子がいろいろ経験して、しっかりした女性になっていくんだよね。

そして1カ月半。
しっかり……しないな…たらーっ(汗)たらーっ(汗)
まあ、生来の性格がそう変わることはないか〜。
あれだけポテンシャルのある京子ちゃんに、ここまで抑えた演技をさせるのって何かSM的なプレイ臭すら感じるわ(^^;)。
そして、もちろんそういうもんなのでしょうが、クローバーと呼ばれる主人公のお友達も、明美ちゃんを除くとみんな内気でおとなしい。
3人での会話はおっとりふんわり、上品な部活そのままで、これも今までないタイプといえばないタイプ。

その中で異質だった明美ちゃんもかなり角が取れてきたし、障害になりそうだった君枝ちゃんのお義母さんもおとなしくなったし、周りの人はものすごく親切だし(麻田さん、もはや被害者と呼んでもいいような…ふらふら)、ダンナが帰ってこないというハンデくらいないと同情や心配の余地がないよね…。
みんな日々の生活をどうやって成り立たせているんだろう? と、心配にはなりますが。
あのおっとりペースで、すべて手作りで商品を1つひとつ作っていて、ちゃんと食べていく分稼げるのかしら?たらーっ(汗)たらーっ(汗)たらーっ(汗)

全体のトーンがマイナー調で、喜怒哀楽も抑制され、すべてがとてもとてもおとなしい印象のこのドラマ。
1回1回はそれなりに見られるので、今まで見続けていますが、最終回までこんな感じなのかな?
もう少しどこかでカタルシスを味わわせてほしいものですが、無理っぽい?
まあ、『あさが来た』みたいに次の回の予想がつかないほどエンタメ性に富んだストーリーというのはめったにないでしょうから、これはこれでひとつの朝ドラの在り方なのかもしれません。
前作に感じたような拒否感はないし。

ただ、京子ちゃんにはもっと彼女を生かす脚本がほしかったな〜。
あれだけの逸材なんだから、すご〜くもったいない。

来年の大阪制作の朝ドラは吉本興業の創設者の話らしいので、弾けるのはそこまで待ちますか。
東京制作は……『あまちゃん』の呪縛から早く解き放たれるといいね。
あんな朝ドラが生まれたのは本当の奇蹟なんだから、ほかの人が真似するのは不可能です!
潔くあきらめましょ〜!

とか書いていたら、クドカンの大河が決定?!
ぜひぜひ能年ちゃん(今はのんちゃんか)を出演させてくれ〜!!

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2016年11月11日

イマドキのアニメは2次創作風がウケる?

今クールのアニメが豊作すぎて、以下の4本をチェックするのにすでに青息吐息です。
『夏目友人帳』
『舟を編む』
『ユーリ!!! on ICE』
『 刀剣乱舞-花丸-』
いや、ほかにも見たいのはあるのですが、とても録画チェックが追い付かない!
で、ここまで見てきて特に下の2本に「今を感じる」というか、「創作物も変わったもんだなあ」という感慨を抱くというか……。
ものすごく同人誌、2次創作っぽい内容ですよね?


20161111a.jpg
『ユーリ!!! on ICE』のストーリーを従来の作り方で描いたら、多分、もっと細かい技術的な壁とか、ライバルたちのスケーティングの具体的なすごさとか、「主人公はいったい何に向かって努力しているのか」という方向づけとか、きっちり出すと思うのです。
が、『ユーリ!!!』はその辺を全部雰囲気で流していて、コーチやライバルたちとのじゃれあいメインというのが、すごく2次創作的。
むしろ2次創作で、そういうシビアな話を誰かに描いてほしいくらいです(^^;)。
主人公はグランプリ・ファイナルのファイナリストだったんだから、技術的な面はもともとすでにあって、あとはメンタルの問題ということなのかなあ。

競技時の作画も、テレビ中継されるスケーターの動きをトレースしている感じがメインで、アニメだからこそ表現できる「あり得ない角度」とか「絵ならではの冒険」とかがなくて、ちょっと平板な気がします。
たとえばスピンやジャンプのときにスケーター側に見えている景色とか、実際にはまず撮影できない感覚を表現する、とかやってみてもいいんじゃないかと…。

なので、ファンサービスは過剰なまでに盛り込まれていますが、スポーツものとしてはワクワク感をあまり感じられないのが残念。
だからこそ軽い気持ちで視聴が可能なのかもしれませんが。
これがイマドキというやつなのか…。
あ、主題歌はすごく好きです。
CD買っちゃうかも揺れるハート


20161111b.jpg
『 刀剣乱舞-花丸-』も、毎回2次創作を放映しているような緩さが特徴ですね。
こちらはもっとハードな別作品の放映を予定しているので、あえてのことなのでしょうが。
舞台版がゲーム以上に切実な人の生きざまを描いてくれただけに、この「ぽよんぽよんな世界」になかなかなじめません(^^;)。
と、言いつつこのCD(↓)は買っちゃいましたが。
20161111c.jpg

やっぱり本編あっての2次創作。
本編のシビアさ、真剣さあってのおふざけやほのぼのなんだなあ〜、と、昭和の古い人間は思っちゃうのでした……。
感じ方に個人差はあるし、その辺のさじ加減は本当に難しいな、と思いますが。
まあ、これだけ人気が出れば、大成功で万々歳かな。

以下、コメントお礼です(savaさん)。

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2016年10月10日

秋アニメがえらいことに……(^_^;)

先週くらいから秋の新番組が始まりましたが、
「何か今クールは見たいアニメが多い気がする…」
と、うっすら感じていて、今週末に整理してみたらヤバイことになっていました!

20161009a.png
『刀剣乱舞-花丸-』
↑は池袋で撮りました。
駅の正面に飾られていました。
コミカルな感じで始まった『刀剣乱舞-花丸-』
長谷部くんが予想以上に胃に悪そうな暮らしをしていて、光忠くんが予想以上におかんでした。
まさか初回が池田屋とは思いませんでしたが、加州くん安定くんが中心だから当然と言えば当然なのかな。
このポスターには入っていませんが、オープニングには兼さん堀川くんがいたので、登場に期待したいと思います。
ゲームで聞いているより声の低い声優さんが多くて、なんとなく変声期のウィーン少年合唱団? なイメージでした(笑)。


20161009b.png
『夏目友人帳 伍』
見たことを絶対に後悔させないクオリティのこのシリーズ、やっぱり見ちゃいますよね〜。
最近、神谷くんのエキセントリックな演技ばっかり聞いていたので、穏やかな貴志くんの声にちょっとほっとしました(笑)。
ニャンコ先生は通常営業でいいわっ揺れるハート


20161009c.png
『3月のライオン』
さすがNHK、とても丁寧に作られたアニメでした。
零くんの心象風景を表す水の中の風景は、今後もキービジュアルとして出てくるんでしょうね。
原作の最新刊を読んだばかりなので、この状態から零くん、ずいぶん成長したなあ〜と感心してしまいました。
神木隆之介くん主演で実写映画化も進められている本作、私の注目キャストは
林田高志:声 - 櫻井孝宏 / 演 - 高橋一生
島田開:声 - 三木眞一郎 / 演 - 佐々木蔵之介
あたりでしょうか。
声も実写も両方ともおいしい……


20161009d.png
『舟を編む』
映画がとっても好きだったので、ノイタミナで丁寧にアニメ化してくれるのはうれしいです。
その上こっちは主演の馬締くん櫻井孝宏さん、同僚の西岡くん神谷浩史さんって、うれしすぎる〜!!
地味でとんでもない時間と手間がかかる辞書づくりの現場を、じっくり描いてくれることを期待します!


そして、ネットの評判がよくてとりあえず見ることにしたのが
『ユーリ!!! on ICE』
20161009e.png
スケートシーンのアニメの本気具合がすごくてびっくりしました。
主人公がグランプリファイナルでぼろ負けして、傷心で故郷に帰ってくるところから始まったのですが、
「そうか〜、日本人の男子を主人公にして、世界を舞台にフィギュアで戦う話ができてきても全然不思議じゃない時代なのよね〜」
と、あらためて感慨にふけってしまいました。
続きが楽しみです。


なお、こちらも見てます!
20161009g.png
『私がモテてどうすんだ』
原作好きなのでやっぱり気になっちゃって〜!揺れるハート
声が付いて動くと六見先輩が好みだなあ。
声は島崎信長くんです。


さて、これらのアニメに加えて、『真田丸』『べっぴんさん』、さらには『勇者ヨシヒコと導かれし七人』まで視聴しなければならない今クール、HDDの残り時間との熾烈な戦いになりそうです……たらーっ(汗)たらーっ(汗)たらーっ(汗)

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2016年10月08日

NHKドラマの粋『夏目漱石の妻』(ネタバレあり)

前回の朝ドラや昨年の大河ドラマで、「もうこんな局に受信料払いたくない」というさんざんな気分にさせてくれた某HK(まったく匿名になっておりませんな)。
会長をまともな人に変えない限り、相変わらず心は許せませんが、ようやく『トットてれび』以来の傑作が生まれました(『真田丸』は大河なので別枠)。

20161007a.png
土曜ドラマ『夏目漱石の妻』では、『シン・ゴジラ』でいい男ぶりを再度認識させてくれた長谷川博己氏夏目漱石を、その妻を尾野真千子さんが演じています。
「これはきっと見ごたえのあるドラマになるに違いない」とチャンネルを合わせたところ、期待をはるかに上回るクオリティでした!

全部で4回しかないミニシリーズなのですが、第1回では二人のなれそめをちょっとコミカルに紹介。
「悪妻」で知られる漱石の妻、鏡子さん「朝寝坊っぷり」「家事ちょっとダメっぷり」「思い詰め過ぎ」な側面と、それにじっと耐える漱石(と言っても彼も結構なダメ亭主)が、ある出来事を契機に心を通わせていくプロセスが描かれました。
ここまでだったら、不幸な生い立ちのため自分の気持ちを素直に表現できないツンデレ漱石と、裕福な家でおおらかに育ったお嬢様な妻との、ちょっと古風なラブコメで済んだのですが…。

第2回ではカラーが一転!
イギリス留学で心を病んだ漱石が、壮絶なDV夫になって昼夜を問わず暴れまくります。
一方、鏡子さんの実家は没落し、彼女は帰る場所を喪失(父親役の舘ひろしさんが好演!)。
このDV夫漱石の演技がすさまじかったです。
長谷川博己さん、こんな引き出しがあったのね?!がく〜(落胆した顔)
片目だけをギョロッと剥いて、見るからにアンバランスな精神状態を表現。
被害妄想に苛まれ、周りがすべて敵に見える漱石の危機的な状況を素晴らしくリアルに、恐ろしく演じていました。

でも、彼の気持ちはわかるんだよな〜。
日本同様の新興国ドイツで多くの友人(や彼女)に囲まれてよろしくやってた森鴎外と違って、金銭的に苦しく、いまだに白人至上主義の余韻があるイギリスが「世界に冠たる」ころですから。
東洋人差別は激しかっただろうし、日本人としてのコンプレックスも深かっただろうし、そもそもロンドンは気候が悪いからなあ……。

後半、『吾輩は猫である』のモデルのニャンコが出てきてやっと場がなごみホッとしました。
猫最強!
土曜日放映の第3回では、漱石の養父として竹中直人さんが登場するそうで、ひいい〜っ!! さらに濃い演技合戦になるのかっ?!がく〜(落胆した顔)
怖いような楽しみなような、でもすごく楽しみです!

きっと再放送もあるでしょうし、待ちきれない人はオンデマンドで見るのもいいかと!
本当に面白いドラマですから、お芝居好きの方は必見です。
こういうのがあるから、結局受信料払っちゃうんだよな……。

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2016年09月19日

『信之』に泣かされた日曜日

今日も赤備えですみません(^_^;)。
20160919a.jpg
『真田丸』が絶好調です。
この連休は実家に帰っていたので、BSで早めに見られたのですが、母と一緒に見ているのに滂沱。
関ヶ原の合戦を描かずに、あくまで真田の視点で真田が知り得たことだけを描いていくという今回のドラマは、本能寺のときにも「すごいな〜」と思ったのですが、あれだけ伏線を張っておいてあえて回収しないというドSぶりに感嘆しました。

あれだけ三成がお腹弱いこと描いていたのに!
細川に干し柿持って行っていたのに!
柿のエピソードやらないとかっ!!??あせあせ(飛び散る汗)
ちなみに私は、今ちょっと大変なことになっている(^_^;)中村橋之助さんが『功名が辻』で演じたこのシーンが大好きでした(同じ番組で坂東三津五郎さんが演じた明智光秀と並んで名演!!)。
でも、これはこれで『真田丸』らしいんだろうな〜。
妻のうたさんもそんなやりとりまでは見聞きできなかっただろうし、このドラマはあくまで真田の周りの人が見聞きした情報に沿って進んでいくんだし。

それにしてもうたさんには一番泣かされました。
シェイクスピアの登場人物のようだった……。
あの言葉を言い続ける彼女を連れて、律儀に豊臣ゆかりの人々のところを回る加藤清正にも泣かされました。
あのとき、三成が彼の耳元で囁いたのは妻のことだったのか、秀頼のことだったのか、豊臣家のことだったのか…。
清正三成を好きだったんですよね。
幼いころから一緒に育って、ずっと相容れなくて、でもお互いの不器用さもよくわかっていて、何とか三成にこっち側の気持ちをわかってもらおうとちょっかいを出し続けて。
それをにべもなく追い返すくせに、衰えきった秀吉に会わせたり、最期の言葉を託したりする三成の究極のツンデレ。
戦国の世でなければ単に気に入らない奴でいられたのに、そして、いつかはわかりあえたかもしれないのに、本当に哀しい運命だと思います。

一方、真田信幸を囲む状況もすごかったですね。
あまりにまっすぐで誠実な舅の本多忠勝〜!!
最初から好きでしたが、今回で決定的にLOVE黒ハートになりました!
信幸、本当にいいお舅さんに恵まれたね〜!!

そして、悪役面全開の家康から言い渡された「幸」を捨てろとの命!
幸隆さん(私の脳内では『風林火山』佐々木蔵之助さん)から続く真田家の最重要文字じゃ〜っ!!!(え〜と、ちょっと違うところで怒ってるかも?(^_^;))
親子の縁を切れと言われたときよりもずっとずっと辛そうな顔で了承する信幸が本当に可哀そうでした。
そして、「信之」への改名。
彼の精一杯の抵抗だったのでしょうが、家康だからこそ許したんでしょうね。
多分、織田豊臣の世では一族郎党皆殺しでしょう。
そういう意味で、皮肉なことですが、戦を厭う徳川の世はすでに始まっていたのだと思います。
宇喜多も遠島で済んでるし、上杉毛利も存続できたし…。

そんな中、ぞっとするほど静かな目で家康を見つめ続けていた信繁
長い蟄居を経て、彼の中の戦国はこれから本番を迎えます。
この後家康は、源頼朝を見逃した平清盛のような気分を味わうことでしょう。
今回のエピを見ていると、ちょっと「ざまーみろ」と思っちゃいますがね(^^;)。


……それにしても関ヶ原の合戦、スピンオフでやってくれないかな〜。
あれだけ実力派の俳優さんを揃えているんだし、ぜひ見てみたいなあ〜。
NHKさん、『とと姉ちゃん』のスピンオフの予算をそっちに回してくれないかな〜。←

以下、コメントお礼です(N・Mさん)。

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2016年08月08日

こんな秀吉見たことなかった(ネタバレあり)

20160808a.jpg
放映中の大河ドラマ『真田丸』で、ついに豊臣秀吉が亡くなりました。
これまで数々の名優が印象に残る演技をしてきましたが(個人的には勝新太郎さん秀吉が意外で面白かった)、小日向さん秀吉は新たな歴史を刻む名演だったと思います。

そもそもこんなにリアルな「認知症の秀吉」が演じられたことはなかったでしょう。
今の時代、多くの人が介護を身近に体験しているからこそ、こういう描写になったのかなあ。
の作ったかつての好物を、「まずい」「臭い」とはねつけるところとか、信繁のことを「知らん」と冷たくつっぱねるところとか(三成の不器用なフォローがよかった)、それまで築いてきた人間関係をバッサリ断ち切ってしまう言動が認知症の典型的な症状。
なのに時折、しっかりと名前を呼んだり、クリアな記憶を披露したりするから、介護する人間の気持ちが揺さぶられて、疲弊するんですよね。
子供のように頼りなげな、すがるような瞳とかも実にリアルでした。
放っておけなくて付き添うの気持ちも、見たくなくて避ける茶々の気持ちもよくわかる。
寿命が短かった時代とはいえ、62歳の若さでここまで衰えてしまうのか…。
やっぱり農民出身で若いころロクなもの食べていなかったからかなあ、などと思ってしまいました。

そして、日曜に放映された回では、それまで秀頼のことしか言っていなかった秀吉が突然「頼む、佐吉を支えてやってくれ。あれは淋しい男でな」信繁に言うシーンに涙腺崩壊。
何せこのドラマでの三成は、登場後すぐに落書き事件で切腹を命じられそうになっていたし、その後も秀吉の無茶振りに自分を殺して耐え続けた役回りでしたから。
「あれ、このドラマでは三成が一方的に忠義を尽くすという描き方なのかな?」と思っていたら、ためにためてここで放ったか!!
三成のいない場で、一番彼を支えられる立場の信繁だけに、今際の際に告げるか!
おそらく秀吉のこういうところに三成は惹かれ、どんなに無茶な命令にも従ってきたのだろうな、と、深く納得させられました。
そして、この一言に縛られて、信繁の未来も決まったのだと。

秀吉に最後に面会した茶々もよかったですね。
心の動揺を隠して「殿」と呼びかける姿に、「ああ、この人のこの呼びかけは、いつも精一杯の虚勢であり、演技だったのだ」ということがわかって、切なかったです。
幼い秀頼の利発さも泣ける。

舞台出身の三谷さんの脚本は、思惑が異なる複数の人物を同じ場に登場させ、それぞれの立場に沿った演技をさせるところが醍醐味だと思います。
全員が同じトーンになりきらないのが「リアル」であり、舞台的。
どんなに悲しいシーンでも、どんなに楽しいシーンでも、それぞれの気持ちが微妙にすれ違い、表情が異なるのが味わい深いです。
ちょっと前になりますが、小田原城攻めのとき、北条を説得する徳川上杉真田の三人の表情の違いが楽しかったです。
「氏政の助命嘆願のために髻を落とす」と勝手に言う上杉に、ギョッとした顔をしながらそれでも説得を続ける徳川真田
飽くまで静かな氏政
怪演ぶりに定評のある高嶋さんに、最後は透明な達観した演技をさせたのも舞台出身の三谷さんらしくて、いいなあと思いました。
秀次さんの最後の空を見上げる表情も素晴らしかったし、「演技」が好きな人間には、『真田丸』は御馳走みたいなドラマです。
これまではじっと受け身の演技に徹してきた堺雅人さんも、そろそろ自分のカラーを出す頃合いかもしれません。
山本耕史さんと共に、関ヶ原に向けてどんな物語を展開させるのか。
ますます楽しみになってきました。

あ、そういえばKOEIさんはこんなソフトを出すんですね!
20160808b.jpg
大河ドラマに3Dマップを提供している縁からか、バッチリコラボ!
幸村の声は草尾毅さんだそうです。
う〜ん、カプ○ンさん、ちょっと勝ち目ないんじゃ…?ふらふら
元就さまが出ないので、私も新作ソフトは買いません)

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2016年08月03日

ガッカリ感満載の『情熱大陸』

20160803.png
自分が詳しいジャンルがテレビに取り上げられると、「ああ、世間の認識はまだこんなものなのか…」と愕然としたり、落胆したりすることがありますが、今回の『情熱大陸』もまさにそんな感じでした。

現在最も旬な舞台『エリザベート』トートを演じる井上芳雄くん『情熱大陸』で取り上げられるというのだから、さぞかし舞台裏の事情や演技・歌唱への悩み、苦しみなどが描かれるのだろうと思っていたら……。

「今やファン急増中のミュージカル界の王子さまが、結婚報道が出たことでファンが減るのを心配したけど、大丈夫でした〜!」

って、何じゃそのコンセプト!むかっ(怒り)

収穫は、井上くんのコンサートの反省会が、私の大好きなドイツ料理のお店バーデンバーデンで行われていたことと(笑)、『エリザベート』の稽古風景やメイク場面、本番が少〜し見られたこと、くらいかなあ。
小池先生には、もうちょっと演技に関するコメントをさせてほしかった。
井上くんを抜擢した人でもあるんだからさあ〜。

しかし、みっちーのときもそうでしたが、テレビって「王子様」キャラをいじりすぎじゃないのか?
記号化は楽だけどさあ〜、ドキュメンタリーってそういう記号の奥の本質を見せるものじゃないの〜?
営業的に通りやすいのはわかるし、本人もそれを便利に使っているのは確かなんだけど、それはバラエティまでの話でしょ〜?

もしかすると当初はまともに取材していたけど、本人のキャラがあまりにまっとう過ぎて強烈なアピールに欠け(番組ナレーションでもキャリアは順風満帆と言って終わらせてたし(-_-;))、かつミュージカルに関する深い話なんて視聴者にウケないからどうしようかな〜と思っていたら、
やったー、結婚報道!ぴかぴか(新しい)
よし、これでまとめちゃえ!

となったのかも…?

つまらん!パンチ
『エリザベート』トート役やダブルキャストに関する思い、城田くんのコメントとかのほうが1万倍見たかった!!あせあせ(飛び散る汗)
『関ジャム 完全燃SHOW』のほうが、ミュージカルへのリスペクトを感じたし、役者さんのコメントも面白かった。
本当に、ガッカリだよ!!むかっ(怒り)

ということで、ミュージカルというのは世間的にはまだまだマイナーなジャンルなんだと感じさせられた番組でした。
あ〜、もったいない。
この時期に井上くんを取材してあれって、本当にもったいない。

しかし帝劇って出待ちOKだったんですね。
ヅカのご近所にあるからかなあ……?

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